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市販用の高機能マスクは、政府管理下のため店頭用マスクの見通しは5月以降。しかし問題はやはり販売単価。解決しないと先延ばしにも
2020年3月30日 株式会社スリーズコム
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プレスリリース提供元:ValuePress!

国民生活安定緊急措置法が施行され、政府の管理下にある高機能マスク。4月には政府が7億枚を目標に、国内メーカー7割と中国からの輸入3割でカバーすると分析。結果として5月中旬には解消の方向へと進むと思います。しかし問題なのが国内の販売価格。国内のマスクメーカーには政府は補助金などを出し対応しているため赤字ではなく対応できているが、それが一般小売店販売価格となった時に、1円でも高く販売しないルールをそのまま出来るのか。この問題が解決しないと市販のマスク販売自体が延期される可能性がある。

朝日新聞の3月27日に、マスク製造大手興和の三輪代表が、「5月か6月には供給が追い付くのではないのか?」と伝えました。また、政府は4月のマスク月間7億枚まで対応している状況となりました。

順調に回復しているマスク市場ですが、2つの問題があります。補助金問題と価格問題です。


(1)マスク大手製造メーカーは、政府からの補助金で「やっと」利益が出ている状態

国民生活安定緊急措置法により、国内の製造マスクメーカーは、一括買取となっております。製造した全てのマスクはいったん、政府が管理・運用しなければなりません。

この事で病院が医療崩壊をしない措置が行われ、ウイルス感染予防の効果が高い、高機能マスクが安心と信頼の日本製製造メーカーから供給されております。


しかし、政府が大手製造メーカーから、1枚あたりの購入コストは公開しておらず不明です。政府が補助金を出している事は事実でありますから、赤字での製造をしているわけではないので、利益をだしながら増産していると分析できます。


4月の7億枚も数十億円以上の補助金が出ていなければ、とても製造できないと判断します。その意味で実際に販売する場合の5月・6月に販売価格がいくらになるのかを早めに公開しなければいけません。


(2)高機能マスクの原価は「20倍」という状態

楽天市場で販売している高機能マスク。

(株式会社クロマチック・フーガ が運営している「雑貨の国アリス」の中より)

https://item.rakuten.co.jp/alice-zk/ny263/


通常の不織布三層マスクは、原価の高騰率が5倍程度でありますが、99%カットが出来るタイプで「20倍の原価の高騰」となっております。


<比較>

普通の三層不織布マスク:95%カット

少し高い三層の不織布マスク:99%カット

高機能マスク:99%カットとウイルスカット


販売価格は、50枚入で3777円(3月28日現在)です。1枚当たり75円です。

この相場価格が「適正価格」にも調査でわかります。

まして、国内の国産製造メーカーである高機能マスクは、自動化が進んでいるとはいえ、10倍近いコスト増になっているとわかります。


<販売価格の高騰で国内メーカのマスクが1個も売れない状況にも>

国民生活安定緊急措置法の規制を解除しないと、1円でも高く販売したら逮捕になります。このため、製造コストからみる販売価格は大きく矛盾しております。


今のように政府が補助金を出して、国内の高機能マスクの販売は2月までの販売価格程度に抑えるなら市場に一気に供給されると予想されます。


しかし、市場に任せて「製造コスト+利益」で、国内製造メーカーが、高機能マスクを販売した場合は、一般の方が思っている10倍近い価格で店頭に並ぶ事が予想されます。


そうなると、5月・6月に供給が追い付いた状態であっても、不況に突入している5月・6月には、「高くて買えない」という状況が生まれる可能性があります。

悪くすれば、マスクの小売店の販売が更に延期される可能性が高くなります。


【スリーズコムとは】

埼玉県川越市で2001年に創業。企業向けのネット通販で、周年記念品や卒業記念品などを販売。専門店「記念品ストアー」にて販売中。従業員3人の零細企業。



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